TOP > 受賞作品 > 第17回 ゲームエッセイ部門
歴代受賞作品
インフォメーション
応募総数
66作品
最終選考候補
4作品
選考委員
坂本武郎(株式会社KADOKAWA エンターブレインブランドカンバニー 副ブランドカンパニー長)、林克彦(週刊ファミ通編集長)、大塚角満(ファミ通コンテンツ企画編集長)
総評

林克彦
(週刊ファミ通編集長)

初の実施となったゲームエッセイ部門だが、文章メインのいわゆるエッセイからルポマンガ、イラスト中心の作品、ゲームキャラクターを模したパンの投稿など、じつに幅広い形式の応募作品が寄せらた。応募作品それぞれから「ゲームへの愛」が感じられて、予想以上に楽しませてもらった。エッセイのような自己を表現する作品は、文章力といったテクニックはもちろん大事なのだが、それ以上に題材への「愛」が問われる。根底にある「愛」が強ければ強いほど、作品に深みが増したり、独自の味が出たりする。ぜひ、また機会があったら、まずはてらいなく自分の「ゲームへの愛」を表現してほしい。それから推敲を重ねればいいのだ。興味深い作品がもっともっと寄せられることを楽しみにしています。

受賞作品
◆特別賞
『ゲームしたことは無いけれど
 ゲーム屋さんで頑張ります!!』
★作者:誠二郎
★作品内容
ゲームをプレイしたことがない主人公の体験談を描く、4コママンガエッセイ。ゲームショップでのアルバイトで主人公を待つゲーム業界の洗礼とは!? ゲームファンなら誰もがニヤリとできる、あるあるネタが満載!
【選評】大塚角満(ファミ通コンテンツ企画編集長)
記事やマンガを作るうえでもっとも重要なのは、“読んでもらうこと”であり、その取っ掛かりを作る手っ取り早い方法は“いいタイトル”をつけることだ。『ゲームしたことは無いけれどゲーム屋さんで頑張ります!!』は、タイトルを見た瞬間に、「あ、これは企画もおもしろいに違いない」と確信させられた。そして思った通り、企画も内容もタイトル負けしないシュールなおもしろさに満ちていた。作者のナンセンスな取り組みから生まれるジワリとした笑い。もっともっと、読んでみたくなりました。