TOP > 受賞作品 > 第12回 コミック部門
歴代受賞作品
インフォメーション
応募総数
321作品
最終選考候補
8作品 コミック部門の最終候補は一次選考に通過した作品がノミネートされます。
選考委員
しりあがり寿(マンガ家)、桜玉吉(マンガ家)、呉智英(評論家)、 奥村勝彦(コミックビーム編集長)
受賞作品
◆特別賞
『ゆらこ』
★作者:おくやまゆか
プロフィール:福岡生まれながら、幼少期に転居したため記憶はない。現在東京在住。早稲田大学卒。眼科勤務などいくつかの職を経て、タリーズコーヒー主催の絵本コンペに入賞、2010年4月『おもしろいうんどうかい』として刊行。
★受賞者コメント
ありがとうございます。作品に登場する家族はほぼ私の家族の写しなので、家族に与えられた賞のようでとても嬉しいです。漫画の描き方については恐ろしいほど課題が山積みですが、描きたいものを描いていきたいです。
★作品内容
幼くして亡くなった娘が、幽霊となって家族に帰還。ほのぼのとした雰囲気を持つショートストーリー。
【選評】しりあがり寿
単純に読んで面白かった。このままでいいような気がします。
【選評】桜玉吉
ホッとしました。文句ありません。
【選評】呉智英
面白い。一定のレベルは確実に超えていると思う。
【選評】奥村勝彦
面白いけど、あんまり漫画にこだわりが無さそうな点が不安。
◆特別賞
『IDOL』
★作者:久野酸素 (くのさんそ)
プロフィール:1990年生まれ。八王子市在住。多摩美術大学在学中。グラフィックデザインの勉強してます。
★受賞者コメント
賞を頂けて嬉しいです。色んな方に感謝しています。なるべく長い期間、漫画を描いていけるよう頑張ります。この賞の受賞を、そのスタートにしたいと思っています。
★作品内容
巨大化し怪獣と戦うことを生業とする女子高生。彼女は担任教師にほのかな恋心を……。
【選評】しりあがり寿
もっとこの人の作品を読みたくなりました。
【選評】桜玉吉
自分のスキなものをきっちり入れてきた印象ですね。
【選評】呉智英
ちょっと長いように思ったけど、技術的には上手いです
【選評】奥村勝彦
上手だなあ。まだ若いのに凄えレベルだと思います。
◆奨励賞
『1998年の風邪』
★作者:横山旬 (よこやまじゅん)
プロフィール:昭和58年 成田市生まれ。多摩美術大学 映像演劇学科卒。
★受賞者コメント
この作品を描くのに、何だか紆余曲折あった気がします。もっともっと自分の中で描くべき主題を掘り下げていかなきゃなあ、と痛感してしまいました。でもよかったー。ありがとうコミックビーム。
★作品内容
近所に住む仲のよい2人。2人はいつも空想を広げ街中で特撮ごっこで遊んでいたが……。
【選評】しりあがり寿
本当にこういうテーマを描きたかったのかなあ、って思っちゃいました。
【選評】桜玉吉
テーマ的には好き。割とグッときちゃいました。
【選評】呉智英
一生懸命で画力はある。新人らしいけど、ラストがイマイチ。
【選評】奥村勝彦
向上心を強く感じるので好印象。次作に期待します。